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■万華鏡(カレイドスコープ)の歴史■

■偉大な哲学的玩具

万華鏡を英語で『Kaleidoscope』と言います。
これはギリシャ語を元にした造語です。
Kalos=美、Eidos=模様、Scope=見る、
という3語を合わせたもので万華鏡の発明者である
スコットランドの科学者、デイビット・ブリュースターによって名付けられました。

ブリュースターは1816年、灯台の光をより遠くまで届かせる為の
研究の最中に万華鏡を発明、その後万華鏡は「偉大な哲学的玩具」と呼ばれ
高い評価を得、発明のわずか3年後には日本にも輸入され製作され始めたのです。

※ブリュースターは万華鏡の他、光に関する法則などを発見し
「ブリュースターの法則」でもその名を知られています。

■万華鏡ルネッサンス

1980年代から、アメリカにおいて万華鏡は新たな時代を迎えます。
ご家族を失い、悲しみに暮れる日々を送っていたコージー・ベーカーという女性が
万華鏡を覗くうちに「心を癒し生きる力を取り戻す」経験を通し
芸術品としての美しい万華鏡を見直そうという活動を始めました。

1985年にはそれまで個人的に活動していた万華鏡作家やコレクターが
初めて一堂に会し、世界で最初の万華鏡展が開催されました。
そして1986年、ベーカーさんを中心に『Brewster Kaleidoscope Society』
(ブリュースターカレイドスコープソサエティ)が設立され
アートとしての万華鏡を愛するコレクターや芸術家も増え、
現在では会員数、約400名、6大陸13カ国から集まる国際的組織になりました。

残念ながらベーカーさんはお亡くなりになりましたが、
有志によりその意思は受け継がれています。
日本人メンバーは全体の1割にも満たないですが、アメリカに次いで多い国です。
『CRYSTAL SCOPE 』デザイナー・小林もこの国際万華鏡組織のメンバーとして活動しています。
また2017年には、これまでアメリカ国内においてのみ開催されてきた
万華鏡の国際展示会が日本国内で初開催となります。

英語記事:CRYSTAL SCOPE/小林の作品の紹介(カレイドスコープスジャパン)

Record of memory 祈りの旅
Monlam モンラム
Twinkle 星の海
Rainbow Tint 虹の星

Brewster Kaleidoscope Society 公式HP
Brewster Kaleidoscope Society コンベンション2017in京都


■CRYSTAL SCOPEの提唱する新たな万華鏡の魅力

発明品として、そして芸術品としての進化を遂げてきた万華鏡。
万華鏡は『心を豊かにする魔法のアイテム』との思いから
CRYSTAL SCOPEではより、精神的な側面に寄り添った製作を心がけ
万華鏡の持つ更なる魅力を追求しています。

『CRYSTAL SCOPE』の神聖幾何学→こちら

■万華鏡の基本構造

【ミラーシステム】

万華鏡は2枚以上の鏡を組む事でその美しい映像を生み出します。
鏡の枚数、組み合わせ方は無数です。
ただし鏡の組み方には法則があり、頂点の角度は必ず360度で
割り切れる数字にする事です。
例えば六角形の映像にしたければ60度、五角形なら72度、十二角形では30度というように。
(万華鏡の世界では六角形=6P(6ポイント)
 五角形=5P(5ポイント)という呼び方をします。)
1度でもズレてしまえば幾何学は崩れてしまう為、
美しい鏡を組む為には細心の注意と熟練の技が必要とされます。
鏡の美しさは万華鏡の映像の要です。
CRYSTAL SCOPEでは経験を積んだ作家自らが組んだ鏡の中から
更に厳選した高品質の鏡のみ使用している為、
とても美しく神秘的な宝石や天然石の表情を最高級のクオリティでお楽しみいただけます。

鏡について詳しくは→こちら

また鏡には2ミラー(ツーーミラー)や3ミラー(スリーミラー)などの違いもあります。
2ミラーとは鏡2枚で組む万華鏡の事、3ミラーは鏡3枚の映像です。
ここでは鏡2枚+黒い面で制作した鏡による万華鏡と
3ミラーの映像の違いをご覧下さい。



【オブジェクト】

鏡と同じく万華鏡に欠かせないのは映像となる対象物である
オブジェクトです。オブジェクトには何でも使用できます。
ビーズやガラスの使用が一般的ですが、羽やポプリ等も入れられます。
CRYSTAL SCOPEでは高品質の宝飾用天然石、宝石をメインに
スワロフスキークリスタル、各種合成石、ガラス、金属、貝などを
アクセントに加えてオブジェクトとしています。

また、CRYSTAL SCOPEの万華鏡は
大きく分けてオイルタイプとドライタイプがあります。
オブジェクトがオイル内に封入されているものがオイルタイプ、
一方オイルを使わずに制作したものをドライタイプと呼びます。
クリスタルスコープでは一部のネックレス万華鏡以外は全て
オイルタイプで制作しています。
作品によりグリセリンとシリコンオイルを使い分けています。
オイルの中でゆったりと煌く宝石達の表情は本当に神秘的で、
時の流れを忘れさせてくれるほど穏やかで、豊かな時間へと導いてくれます。